
こんにちは、猫写真家の雨樹一期です。
「うちの子、怖がりで人見知りなんですけど、撮影できますか?」
出張撮影をご検討中の飼い主さんから、よくいただくご質問です。
結論からお伝えしますと、ほとんどの場合は撮影できます。イベントの撮影会も含めて、これまでに撮れなかったことはありません。
でも、猫はとても繊細で、空気を読む動物です。
玄関でお出迎えしてくれる子もいれば、家に入る前からどこかに隠れてしまう子もいます。

たいていはしばらくすると自ら近づいてきてくれますが、100%とは言い切れません。
「ねこのきもち」の撮影で他のカメラマンさんが伺った際に、どうしても難しかったケースがあると聞いています。
ねこちゃんファーストで撮られている方なので、僕でも同じ結果になっていたかもしれません。
ねこちゃんファーストだからこそ、僕は無理に抱っこして何度も連れてくるようなことはしません。
必要な場面では飼い主さんにそっと移動をお願いすることもありますが、繰り返し追いかけることはしません。
その子が安心できない状況で無理に撮ることは、撮影ではないと考えています。
なので、万が一どうしても難しく、撮影ができなかった際は料金はいただいておりません。
大切なのは、その子の気持ちを守ること。「撮影=嫌な時間」にならないことを心がけています。
そのうえで、できる限り自然な形で、時間をかけて向き合います。
もくじ
撮影前にお願いしたいこと

撮影をスムーズに進めるために、いくつかお願いがあります。
どれも難しいことではなく、猫ちゃんが安心して過ごすための小さな工夫です。
できるだけ「いつも通り」でお願いします

撮影だからといって、特別な準備は必要ありません。
猫は空気を読む動物です。
部屋に閉じ込めたり、隔離したり。「今日は何か違う」「病院だ!」と感じると、それだけで警戒してしまうことがあります。
なるべく普段通りに過ごしていただくことが、いちばんの近道です。
無理に抱っこして連れてこなくて大丈夫です

隠れてしまった場合も、何度も抱っこして連れてきていただく必要はありません。
必要な場面では、そっと移動をお願いすることもありますが、追いかけたり、繰り返し連れてくることはしていません。
猫ちゃんのペースを優先しながら、少しずつ距離を縮めていきます。
抱っこが大丈夫な猫ちゃんなら、ご家族一緒に撮影もしております。
お気に入りのおやつやおもちゃがあればご用意ください

いつも遊んでいるおもちゃや、好きなおやつがあると、自然な表情を引き出しやすくなります。
また、撮影の合間や最後におやつをあげると、「撮影は嫌な時間」ではないと感じてもらえます。
僕の方でもおもちゃを準備して持っていきますが(新しいおもちゃで大興奮の子もいます)、無理にポーズをさせるのではなく、いつもの遊びの延長のような、自然な形で撮影していきます。
撮影グッズはいろいろ持参します

おもちゃ以外にもラタンの籠など、いくつか持参しています。たいていの子は準備中にインしてくれます 笑。
猫ちゃんは警戒心と同じく好奇心も旺盛なので、新しいものは気になるんですね。
隠れてしまったときはどうするの?

自宅に伺った際に、物陰に隠れてしまう子もいます。
それは珍しいことではありません。
猫にとっては、「知らない人が来た」というだけで十分に緊張する出来事です。
一旦、隠れて観察の時間にはいります。
だからこそ、僕は気にしないそぶりで「待つ時間」も大切にしています。
撮影時間をきっちり2時間と決めてしまうと、どうしても「早く撮らなきゃ」と焦りが生まれてしまいます。
ですので、できるだけ余裕を持って、猫ちゃんのペースに合わせられるよう、時間をいただけると嬉しいです。
隠れていても、たいていの子は少しずつ様子を見に出てきます。
突然、ささーっと前を通過する子もいます。
その「一瞬のタイミング」を逃さずに撮影します。

隠れたとしても無理に引っ張り出すのではなく、出てきた瞬間を、静かに、自然に撮影します。
それがいちばん、その子らしい表情になります。
また、もしお時間に余裕があれば、「待ちの時間」に猫撮影のちょっとしたテクニックや、ご自宅でできる撮り方のアドバイスもお伝えしています。
せっかくの時間なので、飼い主さまも撮影だけでなく「写真を楽しむ時間」になれば嬉しいです。
▶︎ 【猫写真家直伝】猫の撮り方|室内で猫をかわいく撮るコツ10選(暗い・動く悩みも解決)
多頭飼いでも撮影は可能?

多頭飼いの場合も、もちろん撮影は可能です。
ただ、猫同士にもそれぞれの距離感があります。仲が良い子もいれば、ほどよい距離を保っている子もいます。
その関係性を無視して、何度も無理に並ばせることはしません。

とはいえせっかくの記念です。できる限り自然に、近くで一緒に撮れるようにはしています。
たとえば、1匹が安心している場所にいるとき、もう1匹をおもちゃでそっと引きつけることがあります。
あくまで「遊びの流れ」の中で、自然に同じ空間に集まってもらう。
強制ではなく、きっかけをつくるイメージですね。
タイミングが合えば並んだ瞬間を撮影しますし、無理に揃えなくても、それぞれの個性を大切に撮ります。

全員がカメラ目線で並ぶことよりも、その子たちらしい距離感が残ることのほうが大切だと思っています。
それが結果的に、あとから見返したときに「うちの子らしいね」と感じられる一枚になります。
もちろん「一緒に撮ったことがないので撮ってほしい!」という飼い主さんの気持ちも分かります。
できるだけ自然に撮れるように頑張りますので、カメラ目線で撮れるよう、ご協力もお願いしています。
最後に

怖がりでも、人見知りでも、大丈夫です。
猫はとても繊細な生き物。だからこそ、無理をせず、その子のペースに合わせることを何より大切にしています。
すぐに撮れなくてもいい。
隠れてしまっても大丈夫。
待つ時間も、その子らしさの一部です。
4匹の猫と暮らす猫が大好きで知り尽くした僕に、ぜひお任せていただければ幸いです。
撮影当日の流れや詳しい内容については、以下のページをご覧ください。
また、ご不安なことがあればLINEからお気軽にご相談ください。
小さなことでも、聞いてみるだけでも大丈夫です。




