今年もあとわずかですね。いろいろありましたね。継続中だし、誰も忘れることができない一年だと思います。

そんな中ではありますが、ご家族の撮影やイベントでのペット撮影もしてまいりました。
ただ、例年に比べると件数も少なく、自らイベントを開催することもなく、人を集めるワークショップ(カメラ教室)は開催を見送ってきました。

ここからは個人的なことですが。
2年前に愛猫がお空に旅立ち、昨年は父親が他界しました。コロナもまだどうなるか分かりません。命って限りがあるなぁと。

撮影では重い病気のワンちゃん猫ちゃんを撮ることもあります。もちろん細心の注意をもって撮影しています。
ペットの終活フォトグラファーを目指しているわけではありませんが、動物病院との繋がりもあり、他の写真家さんよりもその機会は多いです。

ペットはどうしても自分よりも先にお空へ旅立つことになります。辛すぎて写真を見れない方もいます。
だけどそれを覚悟された上で撮影をお願いされるので、「あの時、撮ってもらって良かった」と感謝されることがとても多いです。

とはいえちょっと複雑で、お空に旅立ったとお知らせ頂いた時は僕も悲しくなります。
でも、集約すると写真ってその為にあるものかもしれません。

もちろんそういった悲しい出来事のためでもなく、成長の記録としてもそうです。今この瞬間は過去になります。
子供は成長が早いです。ペットはもっと早くって、子猫や子犬時代なんてほんの一瞬。

今年の5月に生後1日で家族になった猫のごーすけは、もうすっかり大人になりました。特に成長が早い生後100日間は定点撮影もしていました。

残すことって大切で、それは宝物になります↓↓↓

ご家族とのペット撮影をしている理由

緊急事態宣言の時は仕事を完全にストップ。それからこれまでも、不要不急な外出は極力しないように心がけてきました。
でも5歳の娘はなかなか我慢は出来ません。だから、誰もいない近所の小さい公園を自転車で行脚していました。

幼稚園も僕も休みでしたから。

そしてセルフタイマーで写真を撮る、そんな一年でした。自分の写真も残しておきたいとどこかで思ったからかもしれません。
まー、それは極論ですが、ただただ娘と一緒に写った写真が少ないので、それを眺めたいんですね(笑)。

特に場所なんて気にせず、行った先。三脚もないので、地べたや自転車の座席にカメラ置いたりして撮ってました。

今年はプライベートでの撮影は減りました。だからほぼお散歩写真。
それでも身近にだって、いろんなステキはあります。
同じく人やペットの日常だって、実はとても大切でステキなもの。コロナ禍で、これまでの日常の素晴らしさに気付いた方も多いはず。

だけど、それは今もあります。
少し隠れてしまっているけど、それを見つけてプレゼントするのが僕のお仕事です。

そして、またあらためて数年後に。こんなことがあったなって、普通の日常を大切に思えたらいいな。

僕がご家族やペット撮影をしている理由。もちろん犬猫ちゃんが好きというのもありますが、それは、

〝しあわせをカタチに残す〟お手伝いがしたいから、です。

そんなことを改めて強く思った一年です。