
こんにちは、猫撮影家の雨樹一期です。
出張撮影やイベント撮影会で猫ちゃんを撮る時に、シャッター音を嫌がる、怖がる子がいます。
全く無反応な子の方が多いですが、シャッター音にビクっと反応する子も少なくはないんですね。
「わぁー、怖がらせてごめんねーっ!」って思うのですが、きっと同じように感じた飼い主さんもいるのではないでしょうか?
でも猫がシャッター音を嫌がるのは、とても自然なことです。
それは撮り方が悪いわけでも、嫌われたわけでもありません。
この記事ではその原因と、撮影のときに気を付けたい考え方、対処法をご紹介します。
もくじ
猫にとってシャッター音は「未知の音」

シャッター音は、人にとっては小さな「カシャ」という音でも、耳の良い猫にとっては想像以上に大きく、はっきりと聞こえています。
猫はもともと、正体の分からない音や突然鳴る機械音をとても警戒する生き物です。
掃除機やドライヤーの音を苦手とする猫が多いのも、そのためですね。
カメラそのものは怖がらなくても、シャッターを切った瞬間の音にビクッと反応してしまう子は、実はとても多いです。
「何が鳴ったのか分からない」
「どこから音がしたのか分からない」
この「分からなさ」が、猫にとっては不安や警戒心につながってしまいます。
シャッター音だけじゃない|動きと視線が警戒心につながる
猫は変化を嫌う生き物

カメラを持って猫に近づく飼い主さん。
そのとき、きっといつもとは少し違う動きをしているはずです。
・いきなり距離を詰める
・猫ではなく、カメラやモニターを見ている
・動きがぎこちなくなる
こうした挙動や視線の変化を、猫はとても敏感に感じ取っています。
猫は「変化」を嫌う生き物だと言われています。
車での移動や引っ越しなど、環境が変わるだけでも大きなストレスになりますよね。
中には、トイレの場所を少し変えただけで我慢してしまい、膀胱炎になってしまう子もいるほどです。
つまり、「撮影」という時間は、猫にとっては「いつもと違う時間」と感じてしまうんですね。

シャッター音だけでなく、飼い主さんの動き・視線・空気感の変化が重なることで、猫は「何かされるかもしれない」と警戒してしまうんですね。
たとえば、病院に連れて行く日。
まだキャリーケースの準備をしていないのに隠れちゃう子はたくさんいます。
シャッター音で「撮影=嫌な時間」になる仕組み

警戒されているのに、無理やり続けたり繰り返すことで、「撮影=嫌な時間」になる可能性があります。
カメラが出てきたら、飼い主さんの挙動がおかしくなって、未知の音が鳴る。それを覚えちゃうんです。
逆算しちゃって、カメラが出てきただけで隠れてしまいます。
猫がシャッター音を嫌がるときの対処法

「じゃあ、撮れないの?」と言われると、対処法もあります。
まず、前提として「カメラの存在」に慣れてもらうために、カメラを部屋にころがしておきましょう。
猫にとってカメラを、テレビなどの家電と同じように「常にあるもの」として、認識してもらうためです。
カメラが当たり前の存在になるだけで、撮れる確率は上がります。
今回の記事では「シャッター音」にフォーカスしているのですが、下記も併せて読んでくださいね。
→猫がカメラを嫌がる・撮らせてくれないのはなぜ?|猫写真家が“無理に撮らない”理由
カメラのシャッター音を消す

音が嫌なら、音を消せばいいということで、シャッター音が鳴らないように設定します。
スマホは盗撮防止などで音が鳴る仕組みですが、アプリを使えば音は消せます。
シンプルカメラというアプリを使えば、シャッター音を消すことが可能です。
子供の寝顔や、音が鳴るとマナー違反のような場所で使っていただけますね。
デジタル一眼なら、設定から音を消すことが可能です。
たとえば、SONYα7シリーズなら、α7iii以降は「サイレント撮影」というモードがあります。
瞳オートフォーカスの精度もよく、ペット撮影にもおすすめのカメラです。
イベントの撮影会などでも、この機能を使うことがあります。
ただ、猫だけでなく、撮影の補助をしてくれているスタッフさんにも、飼い主さんにも、音が鳴らないから僕が撮っているのも分からないんですよね。
ストロボを嫌がる子だと、ストロボも極力使用せずに撮影します。
ストロボも光らない、シャッター音もしないので、「ただカメラのファインダーを覗き続けている猫好きおじさん状態」になります 笑。
距離を取る(望遠・スマホズーム)

シャッタ音を消せない一眼レフもありますし、スマホも普段の撮影はアプリを使わないかもしれませんよね。
そんな時は、離れた位置から望遠レンズで撮影しましょう。
猫にとっては「あの距離からは何もできない」と判断するんですね。
猫にとっての安全な距離より外からなので、警戒心もかなり薄れます。
スマホなら、以下の記事もご参考ください。
▶︎スマホで愛猫を「スタジオ風の”映え写真”」に変える魔法の撮り方
撮影の前後に「いいこと」をセットにする(おやつ・おもちゃ)

最後に大切なのはこれですね。
撮影して終わり、だけではなくて。猫にとって嬉しいことをセットにします。
・撮影前や後に、おやつをあげる
・おもちゃで遊んであげる
・撫でてあげる
ギブアンドテイクってわけじゃないけど、猫ちゃんが喜ぶ、楽しいと感じることを撮影にセットしてあげます。
それだけで、猫ちゃんにとって「撮影=楽しい時間」と感じていただけるようになります。
連写しない

カメラを部屋に置いておいたり、対処法を試していただけると、猫ちゃんもいずれはきっとシャッター音に慣れてくると思います。
かといって、連写しまくるとまた怖がる可能性もあります。
そこは猫ちゃんの様子をみながら撮影してくださいね。
それでも嫌がるなら、今日は撮らない

嫌がるそぶりをみせたら撮らない、という判断も正解です。
猫との関係が最優先です。
猫ちゃんファーストでいることが大切です。それを続けることで、カメラを嫌がることはきっと無くなりますよ。

我が家には4匹の保護猫ちゃんがいますが、元々カメラが日常的にあること、そして猫ちゃんファーストで撮影しているので、カメラを嫌がる子はいません。

カメラを全く気にしていないという感じですね。
まとめ

猫がシャッター音を嫌がるのは普通なことです。なので、怖がらせたことに落ち込なくても大丈夫です。
また、逃げちゃう猫を怒ったり、無理やり追いかけて撮影はしないでください。
これまでの対処法を実践していただけると、きっと猫ちゃんが警戒することはなくなっていきます。

またここをクリアすると、次の課題として、「手ブレして上手く撮れないこと」なども出てくると思います。
そのときは、以下の記事も合わせてお読みください。
▶︎【猫写真家直伝】室内で猫をかわいく撮るコツ10選|暗い・動く悩みもプロが解決
▶︎猫がカメラを嫌がる・撮らせてくれないのはなぜ?|猫写真家が“無理に撮らない”理由
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